WHEEL ROBE(ウィール・ローブ)のローファーの重厚感と色気にため息が出る。

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4ヶ月…4ヶ月待ってようやく!WHEEL ROBE(ウィールローブ)のHeavy Stitching Loafer を購入しました。年齢と共に革靴への偏愛に歯止めが効かなくなっています。

wheelrobe heavy stitching loafer

2024年10月に浅草のショールームにお邪魔した時はサイズがなく、入荷待ちの予約ををしていたのですが、遂にその連絡が!1月にBrother BridgeのNEIL(ニール)に6万円使ったばかりだったので、連絡をもらった時に若干「やべぇ」と思ったのですが、次いつ買えるか分からないし、「行かないのも失礼だしね……とりあえず見るだけね」とショールームへ(もうその時点で買う気満々だろ、という妻の突っ込みはスルーしました)。


浅草靴って生産量が限られているので、数ヶ月入荷待ちとか当たり前なんですよねぇ……。買える時に買っておくのが大事です。マジで。

入荷連絡をもらいショールームに行った日の浅草。
快晴。靴を買うにはもってこい。


さて、経年変化(エイジング)の記録用に使用開始前の写真を何枚かと、レビューを書き留めておこうかなと。WHEEL ROBEが気になってる人やアメリカ靴好きへ届いて欲しい!

最大の特徴はホーウィン社のクロムエクセル・レザー

WHEELROBEについて真っ先に語るべきは使われている革。大半のモデルはアメリカ・ホーウィン社のクロムセクセルという革を使っています。ホーウィン社は革好きには有名なタンナー(製革業者)。特にシェルコードバンと、このクロムエクセルが代表的です。

ホーウィンの革
  • シェルコードバン:革のダイヤモンドと言われるコードバン(馬のお尻の皮)の中でも最高級
  • クロムエクセル:オイルをたっぷり染み込ませた牛革。堅牢性にが高くワークブーツによく使われる



簡単にいうとこんな感じです。
クロムエクセルは肉厚で頑丈な革なので、通常はワークブーツなどに使用されます。そんな革をあえてダービーシューズ、Uチップ、ローファーなどの街履き寄りの靴に使用しているところがWHEEL ROBEの最大の特徴です。他のブランドと違った無骨な重厚感。深い艶。ネットリとした質感。それもこれもクロムエクセルのおかげ。たまらん。

WHEELROBEの浅草のショールームで撮らせていただいた写真


クロムエクセルの特徴としては、まず手入れが楽。頑丈な革ですし、オイルをたっぷり含んでいるので通常の革靴ほど小まめな手入れはいりません。ただ、色は抜けていくので褪色が嫌な場合はクリームで補色しましょう。

雨の日も履ける

クロムエクセルは雨に強い革なので、天気を気にせず履けます。WHEEL ROBEの靴底は最初からハーフラバーを貼ってくれていますし、キャッツポゥという滑り止めもついているので、雨の日の駅などで足元が滑る心配もありません。

革底の靴を買うと大体の人がラバーを貼るので、WHEEL ROBEは最初から貼るようにした、とのこと。ありがたい。
キャッツポゥと呼ばれる滑り止め。今は生産終了しており市場にあまり在庫がない。

サイズ感について

私は7ハーフを購入

WHEEL ROBEのサイズ表は下記の通り。

出典:WHEEL ROBE公式


7H(25.5cm)を購入しました。 Brother Bridgeで8H、BerwickのUチップで7H、スニーカーだと27cmです。私は右足の方が幅が広く、7Hだと甲が少しきついです。

7Hでも踵(かかと)に若干の余裕はあって、問題はワイズ(幅)だけ。8にサイズを上げてしまうと、革が伸びた時に踵がスポスポ抜けそうだったので7Hにしました。ローファーは紐で調整できないので、難しいところですね。紐靴であれば8にサイズアップして、革が伸びてきたら紐をキツめに結ぶことで対応できそうだったけど。

WHEEL ROBEはこんな人におすすめ


個人的には浅草靴を愛する同志が増えてくれたら嬉しい。けど、それによって自分が買いにくくなるのは嫌。そんな葛藤を抱えています。話がそれました。 WHEEL ROBEは、アメカジ・アメトラ系の服が好きな人にオススメです。特にこのローファーは、アメトラで太めのカーゴパンツとブレザーとかに合わせるとハマりそう。


私がWHEEL ROBEを好きになった経緯を少し書きますと、最近デニムをよく買ってまして。WranglerとかRRLとか。それに合わせる革靴が欲しいなと。最初、レッドウィングを買おうかなと思ったんですが、まず妻がレッドウィングが嫌い(90年代に流行った時の汚いアメカジのイメージがあるらしい)。私自身も、Levi’s 501にレッドウィングみたいなLightning系オジサンど真ん中は嫌だなぁと。もうちょっと品が欲しい。


それで色々探しているうちに出会ったのがWHEEL ROBEでした。ドレッシーさとカジュアルさのバランスが絶妙だし、クロムエクセルを使っているのもロマンがある。アラファーになってくると、革靴に求めるものが増えるというか、複雑になってきますな。


デザインが良ければいいって訳ではない。使ってる革がどうとか、生産場所がどうとか、ブランドの哲学がどうとか、色々な要素を経て「惚れる」というプロセスが必要になる。そして惚れると、一気に財布の紐がゆるむというか、自ら全開放してしまう。これがオジサンになるということだと、最近噛みしめています。

wheelrobe heavy stitching loafer


革が馴染んできたら経年変化レポート書きます〜。
ではでは。

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