革靴のハイシャインを綺麗に落とすモゥブレイのワックスクリーナー。鏡面磨きが最近いい感じ。

  • URLをコピーしました!

革靴の鏡面磨きが上手くいかない。
磨いても、磨いても、光沢が鈍い。


なんとなくの知識でやってるせいか、あまり上手くならないです。ピカピカになる日もあれば、曇った反射にしかならない日も。「なんでや、なんで光らんねん……」とエセ関西弁を交えつつ、ワックスの量を変えたり、水の量を変えたりと色々試してもあまり変わらず。試行錯誤の結果、古いワックスを落とせていなかったのが原因らしいと最近分かりました。


恥ずかしいことに、ずっと靴クリーム用のクリーナーでハイシャイン部分もゴシゴシやってたんですが、その行為がとんでもない御法度だったようで……。クリームとワックスでは落とし方が違うんですね。ワックス専用のクリーナーがあると知り、仕事帰りにハンズで即効で入手したのがモゥブレイのワックスクリーナー

Mモゥブレイ ワックスクリーナー


家に帰ってすぐに試してみました。

目次

古いワックスは光沢を曇らせる

ステインリムーバー(クリーム落とし)でこすった状態。ワックスが綺麗に落ちていない。


ハイシャインが上手くいかない理由は、「古いワックスをしっかり落とせていない」ことが多いです。もちろん、ワックスの量、塗り方、重ねる回数や水の量などの問題もあるかも知れません。しかし、そもそも古いワックスが落ちていなければ、その上にいくら綺麗に塗り重ねても光ってくれません。


鏡面磨きでピカピカになる原理は、革の表面の目に見えない小さな穴をワックスで塞いで滑らかにすることで、光が綺麗に反射するからです。しかし、靴を履いているうちに、ワックスの層の表面が荒れたり、汚れたりすると光が拡散して綺麗に反射せず、光沢が鈍ってきます。

古いワックスを綺麗に落としてから鏡面磨きをることで光沢は蘇りますが、私のように靴クリーム用のクリーナーで落とそうとすると事態は悪化します。靴クリーム用のクリーナーはワックスを落とすための商品ではありません。溶剤が入っているので多少は落ちますが、綺麗に落としきる力がないんです。結果、表面を荒らされたワックスが表面に残ります。

表面が荒れたワックス層の上に新しいワックスで層を作っても、光が綺麗に反射せず曇ってしまう

ワックス専用クリーナーでしっかり落とす

THE MASTER LEGAL 01AL DE


ワックスクリーナーとクロスを使って、つま先に残っている古いワックスを落としていきます。上の写真はクリーム用のクリーナーでつま先をこすった後です。まだかなりワックスが残っています。

右がワックス除去後


ちょっと分かりにくいかも知れませんが、右側の方がツヤがなくマットになったのが分かりますでしょうか。ワックスをしっかり落とした状態です。


え、こんなにワックス付いてたの?というくらい落ちる。軽く拭いただけでごっそり落ちるので、ちょっと楽しくなってきました。ハイシャイン・ワックスは専用クリーナーで落とすべし。これが結論です。


ネットで検索すると、ニュートラル(無色)のクリームでワックスを落とす方法も紹介されていましたが、私は上手くできませんでした。原理としては、クリームに含まれる溶剤がワックスを浮かせるらしいのですが、クリームの量に対してワックスがあまり落ちなくてコスパ悪いのと、クリームが変な膜を形成してしまって、諦めました。

綺麗になったつま先を鏡面磨きすると光沢が蘇る

古いワックスが落ちて、つま先がスッピンになりました。ここから、あらためてハイシャインを施していきます。私はワックスを何層も塗り重ねるのが億劫なので、モゥブレイのハイシャイン・プライマーを使っています。

ハイシャイン・プライマーは鏡面磨きの土台を簡単に作ってくれます。これによって、ワックスを何度も何度も塗り重ねなくて済むので、誰でも失敗せずに鏡面磨きが早く簡単にできます。



ハイシャイン・プライマーに興味がある方は、下記の動画を観ていただくと面白いと思います。R&D(モゥブレイの輸入卸業者)のテクニカルアドバイザー・斗谷さんがハイシャインの原理を分かりやすく説明しているので勉強になります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次