XF30mmF2.8で撮り納める、お気に入りのカフェ・最終回。

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「ねぇ、シトカ移転するらしいよ」

2年間ほど通った横浜のお気に入りの古民家カフェが移転してしまうらしい。インスタでその事実を知り、妻に伝え、移転前に行っておこうという話になりました。購入したばかりのXF30mmF2.8 R LM WR MacroをX-T5につけて最後の来店を果たしました。

Cafe Shitka (シトカ)

横浜市南区の住宅街の細い脇道を入っていくと急に現れる可愛らしい外観。


XF30mmF2.8は今一番推したい純正レンズです。


FUJIFILM Xマウントでの標準域(フルサイズ換算50mmくらい)の単焦点レンズとなると、おそらくXF35mmF1.4とかXF33mm F1.4あたりがまず候補に上がるんじゃないでしょうか。やっぱり単焦点は明るいレンズが人気ですしね。XF35mmF1.4は私も持っていて長年愛用してます。



一方、このXF30mmはあまり脚光を浴びていないのですが、超万能。寄れるし、画角も狭過ぎず広過ぎず。休みの日に単焦点1本だけ付けて出かけたいというシチュエーションには最適です。

きっと共感してくれる人多いと思うんですけど、「休日にボディに単焦点一個だけで出かけて、さらっと素敵な写真撮りたいんだが」っていう衝動ってあるじゃないですか。これ結構長年の悩みだったのですが……このXF30mmF2.8でとりあえず答えが出たような気がします。



休日にスナップ写真を撮るとか、ロケハン用途であればX100Vのようなコンパクトなカメラも視界には入ってくるのですが、何せ価格が高い。「レンズ交換できないカメラに何で30万も払わないといけないんだよ。しかもAPS-Cで」という気持ちを乗り越えられない。



というわけでXF30mmに辿り着いたわけです。

XF30mmF2.8 R LM WR Macro
X-T5につけるとこんな感じ
欲を言えばもう少しサイズが短いと嬉しいけど、十分コンパクト
目次

とにかく寄れる。マクロレンズだもの。

X-T5 / XF30mm F2.8 R LM WR Macro / Classic Neg



寄れる。とにかく寄れる。だって、マクロレンズだもの。
チーズケーキ。しっとり・ねっとり絶品でした。


レンズの先端が被写体に触れるくらい寄れちゃう。寄れることで表現の幅がぐっと広がるので自分にとっては恩恵が大きいです。寄れるって最高。

画角が絶妙に使いやすい

個人的にはXF35mm F1.4Rだと「画角がちょっとパンパンやな!君これパンパンやで!」っていう時が結構あって。でも、23mmだと広すぎるじゃないですか(知らんがな)。人それぞれ心地良い画角ってあるので、ここは完全に好みの話になってしまいますが、私にとっては30mmが狭過ぎず広過ぎずでしっくりきてます。しっくり・オブ・ザイヤーを捧げたい。

短所はオートフォーカスが弱いところ

どんなレンズにも長所があれば短所があります。XF30mmの短所はオートフォーカスの弱さですね。近いものを撮る時には問題ないのですが、少し離れるとピントが迷子になりがち。ゆっくり落ち着いて撮れる環境であれば、あえてマニュアルで撮るのもオススメかも。


とはいえですね、XF35mmF1.4Rのような古いレンズに比べるとAFは格段に速いし正確です。というかXF35mmのAFがゴミ過ぎる、というのが正解かも知れませんが(ただ、それを差し引いても有り余る魅力があるのでずっと売れてるんでしょうけどね)。

結論:XF30mmはとても好き。

今回はXF30mmF2.8 R LM WR Macroのレビューでした。
寄れるし、画角も心地良いオールラウンダー。


単焦点はそれぞれに特徴があるので、優劣はつけられないですが、個人的にはめっちゃ好きな1本。もし休日に1本だけレンズを持っていけるとしたら現在は間違いなくこのレンズです。今度ポートレートも撮ってみようかな。

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